みなさん、こんばんわ。
市原市五井の歯科・歯医者
渡辺歯科医院 院長の渡邉です。
大阪北部を中心に大きな被害があった大地震。
そして、今回の平成30年7月豪雨。
次々とテレビに映し出される被害の大きさと悲しい知らせに
大きな衝撃を受けました。
被害に遭われた皆様ならびに関係者様に
心よりお見舞いを申し上げます。
また皆様のご無事と安全を心よりお祈りいたしております。
発生からしばらくの間、水が不足している被災地の皆様が
オーラルケアをされていたか、歯科医の私は心配しています。
「水が使えない=歯磨きが出来ない」
そんな風に思い込まれている方も多いと思うからです。
でも大さじ2杯の水で歯磨きは出来ます。
用意するのは・・・
歯ブラシ・コップ・水・ティッシュ。
ティッシュは、ウェットタイプがあれば理想的です。
コップに入れた水で歯ブラシを濡らし、歯磨きを始めます。
途中で歯ブラシの汚れをティッシュで拭き取りながら
小刻みにブラッシング繰り返します。
口内が綺麗になったら最後に残ったコップの水で
うがいをしてください。
少ない水で歯磨きする時のコツは、チューブ入り歯磨き剤を
使わないこと。
丁寧に時間をかけて歯磨きすれば、歯ブラシだけでも十分綺麗に
磨けます。
もちろん、予め防災用品の中にオーラルケア用品を入れておけば
もっと安心です。
液体歯磨き、歯ブラシ、ノンシュガーガム口内拭きとり用ガーゼなども
揃えましょう。
災害時は水分不足やストレス、食環境で、口内環境はどうしても悪化します。
日本人の8割が罹患している歯周病は、たった一晩歯を磨かないだけでも
菌がどんどん増殖してしまいます。
そうして菌が増えた状態で、食べ物や唾液を誤って気管に飲み込むと、
肺に菌が入り誤嚥性肺炎の危険性もあります。
阪神淡路大震災では200名以上の方が肺炎で亡くなったといわれます。
防災用品には、ぜひお忘れなくオーラルケア用品のセットを
お加えください。
なお、今回の被害に遭われた方の被害と悲しみが少しでも小さくありますよう
重ねてお祈り申し上げております。
皆様の歯がずっと健康でありますように。
渡辺歯科医院
院長 渡邉 孝行
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