【歯の詰め物について】
みなさん、こんにちは。
市原市五井の歯医者 渡辺歯科医院院長の渡辺です。
今回は「歯の詰め物」についてお伝えいたします。
誰もが受けられる保険治療。
「安く治せる」という理由で生まれた日本特有の補綴物・銀歯。
あなたのお口の中には銀歯がありますか?
安価で加工しやすい便利な詰め物ですが、最近は銀歯による悪影響が注目されています。
歯科医師の私が特に心配しているのは銀歯の被せ物をしている方のお口の健康です。
その理由は・・・
銀歯は虫歯や歯周病を発生しやすくさせる可能性があるから
です。
「銀歯」は金と銀とパラジウムで出来た合金です。
先ほど「加工しやすい」と書きましたが、別の角度から考えるとこの合金は柔らかく傷がつ
きやすいということでもあります。
食物を噛んだりしていると出来る細かな傷にお口の中の細菌が溜まり、虫歯や歯周病を引き
起こしてしまうのです。
奥歯を銀歯で覆って数年したら歯茎が腫れたり歯周病で歯が揺れてきた・・・という経験が
ある方はいませんか?
これは被せた銀歯と歯茎の境目に歯周病菌が溜まってしまった結果、症状が徐々に進行して
きたと思われます。
保険が効く日本では、歯の治療が安くて誰でも受けられます。
でもその一方で、保険範囲内だけで治療を済ませるとそれなりのリスクが発生することも覚
えておいて頂きたいポイントです。
もし、あなたのお口に銀歯があるなら徹底したセルフクリーニングと3ヶ月に1回程度の検診
をお勧めします。
そして、自由診療にはなりますが、出来ればセラミック製の詰め物への入れ替えをしていた
だければ、より良いお口の環境になります。
セラミック製は、金属インレーと違って細かな傷に細菌が住みつき、あなたの歯に悪さをす
ることがありません。
つまり結果として治療回数が減り、歯そのものの寿命を延ばすことが出来るのです。
歯の詰め物について、ご不安などがございましたら、お気軽にご来院、ご相談下さいませ。
渡辺歯科医院
院長 渡辺 孝行
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